”草木塔”(そうもくとう)をご存知ですか?
晴れた日曜日、かるくツーリングに行って参りました。私はバイクが好きです。
行った場所は米沢市 国道121号線、通称”大峠道路”です。
ここに行った理由は、草木塔を見たい!と思い立ってであります。
草木塔は、自然石をちょっと研磨しただけの石碑みたいなもの、と言ってしまえばそれだけなのですが、
その精神は、草木にもそれぞれ霊魂がやどり、その草木から得られる恩恵に感謝し、伐り倒した草木の魂を供養する心なのであります。
江戸時代後期から建てられたものと考えられておりますが、これが山形県民にとっては興味深い事実があるのです。
そもそもの発祥が置賜地方らしいのですが、全国で160基程度の存在があり、その9割は山形県内、置賜地方に存在するのです。
最も古い草木塔は、江戸時代中期の安永九年(1780)に山形県米沢市大字入田沢字塩地平に建立されたものです。
樹木への強い思い入れを感じます。
今回はその最古の物が見たいと思い、探してみました。
が………………
地図ではこのへんだろうとわかっているのですが、見つけられない……
結局実物にお会いする事はできませんでした。せっかく実物の写真を載せようと思っていたのに…
これに関しては今後も調査を続けます、行き方がわかる方、いらっしゃいましたら是非教えてください。
山形県民はいにしえより、自然に対する深い敬意を持つ県民だという事がわかります。
当時の木質バイオマスエネルギーは彼らの生命線であった訳ですから
そのような精神を忘れず、山形のエネルギーを提案していこうと思っております。