環境関係の仕事をしている者にはショッキングなニュースでした。
今回の記事となっているおひさまエネルギーファンドは、われわれ環境業界の中で、先進的事例として話題にあがることが多い団体です。
経営としては順調であり、赤字が発生していた一時期にこのような問題があったようですが、大きな資金を運用していくには多くの労力と知恵が必要であり、そのやり方を少し間違えてしまったというところでしょうか。
私はこのことが大きく取り上げられてしまったことにいろいろ考えてしまいます。
”環境” とくに太陽光発電は大きなムーブメントであり、弊社立ち上げの頃からみると最も大きく成長した環境部門での産業です。
初期投資が大きいので、このようなファンドという仕組みを作り出資を募るやり方はたくさん聞いています。
太陽光=環境のため というよりは 投資?という側面が見える場面もあり
企業が投資するには採算性を最重視するのはもっともなのですが、環境に対する投資は地球の為にという理念がいちばん先に必要だと、私は思っています。
弊社メインで取り扱っている木質バイオマスに関しても、おかげさまでたくさんの引き合いをいただき、成長産業の分野に入ってきています。実際に商いとして取り組まれる方々も増え、製造側も今後一層の進出が見込まれます。
産業が熟してくれば相応の技術革新があり、消費者にとってすべてが有利にすすんでいくか?
現在の成熟産業を見ると必ずしもそうとは言えない模様です。
私はバイオマス機器を販売し設置して修理するだけではなく、おつきあいいただいたメーカー様へもお客様の立場になった苦言をいつも言わせていただいてます。
私たちの仕事があるていど熟した産業になっても、そのスタイルは換えてはいけないなと、
この記事から考えたのでありました。