山形県ペレットエコポイント事業”間伐体験活動”に行ってきました。朝から雨で、本日の間伐体験は座学中心となりました。
まずは担当の方より森のお話です。
どうして間伐は必要か?いまの森は虫の害がとても多いことを聞かせていただきました。
ナラ枯れ、マツ枯れはよく聞くキーワードです。
ナラ枯れは、カシノナガキクイムシという虫が媒介するナラ菌により、木の水分を運ぶ道管が目詰まりをしてしまう。
お盆のころに赤く葉が変色し、枯死に至ってしまいます。
マツ枯れは、マツノザイセンチュウという虫が、マツノマダラカミキリという虫と共生関係を結び、どんどん広がっているということです。
その害虫は外来種というのが衝撃的です。
害虫防除はいろいろな方法がありますが、木材のいろいろな利用を増やすことで、
弱った木、感染した木を減らしていくことが大切、よって間伐が必要なのです。
森を活用していかないと、健全な森へはならないんですね。
そのあとフィールドワーク、いろいろな木々について勉強いたしました。
ブナの木には”樹幹流”というものがあることを知りました。
これは、ブナの木の表面を雨水が流れて地表へと吸収されていく際の幹表面の水の流れだそうです。
確かによくみると雨水をうまく地表に誘導する感じでした。
ブナが”緑のダム”と言われる所以は、樹木自体もさることながら、豊富に水を蓄えられる土壌からなんですね。
お昼は芋煮と桜ペレットで調理したフランクフルトをいただきました。
大変勉強になり、森に親しみを持てる活動です。次回もはりきって参加いたします。