10/22 午前4時頃 オリオン座流星群が極大を迎えます。
今夜、明日の夜でも、ぜひ夜空を見上げてください。オリオン座は有名な星座ですから、
そのまわりを見ていれば流星の一つや二つは見ることができると思います。
流星は空から星が流れて降ってくる、訳ではありません。
太陽系には、太陽の周りをいろいろな周期でまわる彗星が存在します。
彗星はみずからを構成している物質を尾のように伸ばしながら移動しています。
彗星の通った後にはそのチリが残っています。通った跡が地球の公転軌道上にあるならば
ちりの中に地球が突入する訳です。これが地球上からは流星となって見えるんです。
地球の公転軌道上にあるから、流星群は正確に何月何日何時に極大とわかるんですねー。
オリオン座流星群は、かの有名なハレー彗星のちり達です。
1986年のハレー彗星再接近、私は小学6年生。天体の神秘に感動していた頃です。
毎年彗星は発見されています。彗星は太陽の周りを回っている以外に、どっかに飛んで行き太陽系をはみだしていくものもいます。
また、太陽に近くならないと尾をひかないので、地球に接近してからでないとわかりません。
彗星は地球を含む惑星に衝突することだってあるんです。
1994年に木星に衝突したシューメーカーレビー第9彗星が記憶に新しいですが、
この衝突事件も私にとって衝撃でした。なぜなら、この彗星が発見されたのは衝突の2年前
突然現れて木星に(正確には、木星の近くを通ったら木星の巨大重力に捉えられてバラバラになったものが衝突)ぶつかった訳ですから、いつこのような事件が地球に起こるか分からないということです。
さて、衝突といえば、ドイツのX線観測衛星ROSATの落下予定もオリオン座流星群の頃
どちらも見えれば幸運ですね