環境省、東北にレアメタル回収拠点

リサイクル、リユースに関するニュース

読売新聞記事より 2011 10/5

東日本大震災の被災地復興を支援しようと、環境省は、レアメタルを取り出すために全国で回収された携帯電話などの小型家電を東北地方に集める事業に乗り出す。

 

 かつて鉱山採掘で栄えた東北には、レアメタル回収で高い技術を持つ企業が多く、同省は東北への運搬費などを負担する。被災地の雇用創出にもつなげたい考えだ。同省は、2011年度第3次補正予算案で2億円を要求した。

 同省は、〈1〉東北への運搬費〈2〉普及啓発費〈3〉市町村に設置する回収ボックスなどの購入費――などで市町村や業者を支援する。年内にも事業に参画する市町村を全国から募集する。回収された小型家電は東北地方に運ばれ、中間処理業者がレアメタルの含まれる部品を選別した後、精錬業者がレアメタルを取り出す。

 

すばらしい事業だと思いました。

秋田県に小坂鉱山という鉱山がありました。銀をはじめ、銅、亜鉛、鉛を採掘し精錬をしておりまして、その精錬技術は素晴らしいものがあったと聞きます。

人口も当時たいへん多く、康楽館という芝居小屋ができ、その建物は健在しております。国内最古の現役木造芝居小屋です

日本の鉱山は衰退の一途をたどり、鉱山町の急速な過疎化は皆様記憶に新しいでしょう。

その衰退した鉱山町を活性化しようと、レアメタルのリサイクル事業に取り組んでいる小坂鉱山の話を、新聞記事を見て思い出しました。

鉱山のある大館市では、自治体が家電リサイクルのための回収事業を試みたりもしています。レアメタルがリサイクルできれば大きな利益も生まれるはずです。

レアメタルは鉱山でなくて、都市鉱山(アーバンバイン)に眠っていると言います。テレビ、携帯電話、パソコン、先進機器はレアメタルの宝庫ですね。

詳しくは、家電リサイクルに関した「こでん」収集プロジェクトのサイトをご覧ください。

 

リサイクルも、多額の運送費をかけたりするのは筋違いです。その場で採れる資源を活用することを考えなくてはいけません。

まさに私の木質バイオマスエネルギー活用案です。

ちなみに レアメタル と レアアース は違います  レアアースはレアメタルの一部  レアメタルは希少な金属です

 

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